皇太子・同妃両殿下のご結婚25年にあたり、
記者会見ではなく「文書回答」という形を取られた事について、『女性セブン』と『女性自身』が「事実に反する記事」を掲載したとして、宮内庁東宮(とうぐう)職がコメントを発表している。「『文書回答』という形は、妃殿下が御療養に入られる前の御結婚満10年に際して採った形と同じであり…今回、妃殿下が病気御療養に入られてから初めて質問を受け、3問全てについて両殿下がそれぞれお考えを記される『文書回答』という形にしたのは、現時点で採り得る最大限の対応でした」「最近の一部週刊誌、具体的には女性セブンと女性自身において、『ご夫妻の結婚記念日と、“両陛下の最後の被災地訪問”の日程が重なっていたことが本当の理由』であり、『16年ぶりに雅子さまの会見が開かれたとなれば…両陛下の地方公務への関心が低くなって』しまう…『雅子様ご本人が、会見出席を断固拒否されて』…といった記事が掲載されましたが、このようなことを考慮したことは一切ありません。…このような記事は、両陛下の御公務に込められるお気持ちや日頃から両殿下を温かくお見守り下さっていることをないがしろにする失礼なものと言わざるを得ません。…このように、事実に反する内容の記事を週刊誌に掲載するとともに、興味を煽るような見出しを掲げることによって、両陛下、両殿下の真摯なお気持ちを傷つけ、読者、さらには一般の人々に誤解を与えていることは、極めて遺憾であると考えています」と。ご譲位を控えておられる陛下のお気持ちを傷つけるような記事が、他の週刊誌にも散見される。残念だ。
その種の記事への読者の批判力も求められる。